巻き肩という言葉をご存知でしょうか?
聞きなれない言葉かもしれませんが、肩の関節が前に歪んで丸まっているような状態のことを指します。
丸まっていると言えば猫背をイメージされるかもしれません。
事実、巻き肩は猫背の人に多く見られます。
しかし、猫背ではなく背筋がまっすぐに見える人でも、肩だけが前に巻いている状態になっている場合があり、一概には言えません。
パソコンやスマホの長時間使用で、どうしても前かがみになりがちですが、これが巻き肩の人が増えている原因と言われています。
「姿勢を治せばいいんでしょ」と軽く考えがちですが、巻き肩は見た目の印象が悪いのはもちろん、様々な体調不良を引き起こすことがあるのです。
肩だけが前に出ている状態の巻き肩になると、姿勢が悪く見えてしまうのはもちろんのこと、骨盤が後ろに傾いてしまうため、身体に様々な悪影響をもたらしてしまいます。
肩こりに始まり、そこからくる頭痛、バストが下がるなどいろいろですが、ボディラインに悪影響が出てしまうのは女性にとって見逃せないポイントです。
腰痛持ちの人や妊婦を除き、寝る時の理想的な体勢は仰向けです。
巻き肩の人や肩こりが多い人は、どうしても楽な横向きになりがちですが、横向きで寝ると肩が前に丸まりやすいため、巻き肩の改善に繋がりません。
それどころか、かえって悪化してしまいます。
では、巻き肩の人が仰向けで寝やすくするにはどうすればいいのでしょう。
それは、仰向けに寝ても大丈夫なように「首と肩の間に隙間ができない」枕を使用することです。肩と首をしっかり支えることが大切です。それでも肩が浮いてしまうようなら、肩の下にタオルなどを敷いて楽な位置になるよう調節しましょう。
一晩寝ればすぐに改善というようなものではありませんから、徐々に慣れていくことです。
また、仰向けで寝る体制を取っている時に、手のひらを上に向けるのも効果的です。
なぜなら、手のひらを上に向けることで鎖骨が開き、肩甲骨が正しい位置に戻ってくれるからです。
手のひらを上に向ける動きは、日常的にも取り入れやすいのでお勧めです。
「こんなことで」と思われるかもしれません。
でも、筋肉を鍛える時はベンチプレス何回とか、スクワット何回とか目標を定めてトレーニングに励んでいる人も多いでしょう。
それと同じように、何気ない取り組みが身体の不調を未然に防ぎ、健やかな生活の基礎となるのです。
特に巻き肩は普段の姿勢に影響されやすいので、パソコンやスマホを長時間使用し前かがみになった際は、肩を後ろに回すなど肩甲骨を動かすようにしましょう。
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