「コロナ前」「コロナ後」と言われるぐらい、新型コロナウイルスの流行はこれまでの社会全体を大きく変化させています。
労働環境においては、パソコンやタブレットなどの通信機器を用いた「テレワーク」の推奨が以前にも増して取り上げられるようになりました。
テレワークの導入によって業務のスリム化、通勤時間の有効活用などこれまで実現できなかったメリットもありますが、一方で生活環境・労働環境が変わることで思わぬ健康被害にあうことがあるかもしれません。
ここではテレワークを行うことによる注意するべき点や過ごし方のコツについて解説していきます。
テレワークは自宅で周囲の目を気にする必要もないし、自分のペースで仕事がこなせる…そう思っていませんか?
確かにそうした点はテレワークの利点の一つかもしれません。
しかし、自宅と職場の環境を同じような条件にすることを普段から意識していた人はほとんどいないでしょう。
自宅の照明や空調、椅子の高さなど本当にいつもと同じように仕事できる状態にあるでしょうか。
慣れない自宅での勤務は心身ともに意外な病気を引き起こしやすいものなのです。
テレワークの場合、多くはパソコンを使用しての作業が増えます。
自宅の照明の明るさが足りなかったり、もしくは明るすぎたり調節が難しいものです。
こうした中、テレワークを続けていると知らず知らずのうちに目の疲れが溜まり、眼精疲労だけでなく肩こりや頭痛などさまざまな病気に繋がってしまいます。
特に普段から頭痛持ちの人は注意してください。
ストレートネックとは、本来緩やかにカーブを描いている頸椎がまっすぐになってしまう状態のことです。
日頃の通勤の時間にスマホやタブレットを使用しているだけで、ストレートネックになりがちと言われているのに、デスクワークに適さない高さの机や椅子でテレワーク中ずっと同じ姿勢をとり続けていると、ストレートネックを発症しやすくなるのは当然のことです。
ストレートネックの施術案内はコチラ
デスクワークは体を動かすことが少ないとはいえ、コピーを取りに行ったりトイレに行くなど机の前から離れる機会は結構あるものです。
ところが、テレワークは基本的に机の前から離れることなく仕事が進んでいきます。
そのため、いつも以上に長時間同じ姿勢をとりがちです。
そうするといつも以上に血流が悪くなるので血栓の詰まりを起こしてしまい、ひどい場合は命に関わる病気を引き起こす可能性もあります。
テレビ会議などもありますが、テレワーク中は日常的だった同僚との会話や交流が少なくなりがちです。
また、一人で仕事に取り組むため、時間管理がいつも以上に大切になってきます。
こうしたことが自分でも気づかないうちに集中力の低下、情緒的不安などを引き起こしていることは決して珍しくありません。
厚生労働省は情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドラインを参考に、ホームページで「自宅等でテレワークを行う際の作業環境整備のポイント」をまとめています。
(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_01603.html)
ページでは、部屋・窓・照明・室温・湿度・PC・椅子・机・その他の9項目を図入りでわかりやすく解説しています。
すべてを一度に行うことはなかなか難しいかもしれませんが、できるところから取り入れてみてはいかがでしょうか。
テレワークは新型コロナウイルスが流行している時期だけに取り入れられるものではなく、職種によってはやがて主流になっていく可能性もある働き方です。
今のうちからその対策を心がけておくことは無駄ではありません。
また、コロナ感染だけに気を取られてしまい、他の病気になってしまっては本末転倒です。
効率のいいテレワーク環境で、ゆとりと充実のテレワーク生活を送りましょう。
当院のご案内・アクセス
〒552-0012 大阪府大阪市港区市岡1-11-4
TEL: 06-6573-3955
[受付時間]
月・火・水・金:8:30~12:30、16:00~20:00
木曜・土曜:8:30~13:00
[定休日]
日曜、祝日
※年末年始など臨時にお休みさせていただくことがあります。
[アクセス方法]
港警察署前、港区役所近く
市岡バス停(大阪市営バス)、港区役所前バス停(赤バス港ループ)から徒歩3分
弁天町駅(JR大阪環状線、大阪市営地下鉄)から徒歩10分
※弁天町駅からの詳しい道順はコチラ>>