パソコンやスマートフォンの普及で、以前より知らず知らずのうちに目を酷使している現代社会となっていますが、目を酷使すると頭痛や肩こりなどさまざまな身体の不調に繋がることもあるため、意識的に「目に優しい」食べ物を摂取することで、目をカバーする必要があります。
さまざまな目に優しいとされる健康食品なども販売されていますが、どの成分が本当に目に効果があるのかについては意外と知らないことも多いのではないでしょうか。
目を守る栄養素として一般的に知られるようになったのが「ルテイン」です。
ルテインは色の濃い野菜の色素であるカロテノイドの1つで、ホウレン草やブロッコリー、インゲン、ニンジン、トマトといった緑黄色野菜、卵の黄身などに含まれています。
なかでも、ルテインが多く含まれているのがホウレン草、ブロッコリー、インゲンの3つとなります。
しかし、食べ方によって体内への吸収が全然違うことに注意してください。
一番いい食べ方は、油で炒めることです。
なぜなら、ルテインは油と一緒に摂取すると体内への吸収率が上がるからです。
バランスのいい食事は、食材だけではなく調理法も大切です。
種類がいろいろあるビタミンも、目に効果的なものがいくつかあります。
ビタミンA、C、Eはその代表的なものです。
これらは抗酸化作用がありますので、目の老化防止に役立ちます。
それぞれが含まれている食材は次の通りです。
ニンジン、ホウレン草、小松菜、ピーマン、ウナギなど
イチゴ、レモン、ゆず、赤ピーマン、ジャガイモなど
アーモンド、ゴマ、ヘーゼルナッツ、タラコなど
この他、豚肉や乳製品、さば、しじみなどに含まれているビタミンB群も目を守るのに効果的です。
また、ブルーベリーなどに含まれている「アントシアニン」も目への効果が期待できます。
目を守るためには、栄養を含んだ食品を摂取していればいいというものではありません。
不必要にパソコンやスマートフォンを使用することは避けるべきですし、食事の際にはゆっくり食べるなどの工夫が必要です。
定着した生活習慣をいきなり変えるのは難しいことですが、徐々にバランスの取れた食事・生活習慣を身に着けるようにしましょう。
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