数ある健康増進を目的とした運動の中でも、歩くことは費用の心配をすることもなくもっとも簡単にできる健康法と言えます。
日本は先進国の中でも長寿国として知られていますが、介護などを必要とせず自分の力で日常生活を送ることができる期間、いわゆる「健康寿命」と平均寿命との開きは、男女ともに約10年の開きがあるのが現状です。
言い換えればほとんどの場合、約10年の介護支援は必要になる可能性があるということです。
歩くことと健康寿命との関りについては多くの研究がなされており、日常的に運動をしている人としていない人では将来大きな違いが出てきてしまうことがわかっています。
いったい1日にどれくらい歩けば健康的と言えるのか、詳しく見ていきましょう。
いつの頃からか「1日1万歩」を歩くことが健康にいいとされてきました。
最近では1万歩どころか、歩けば歩くほど身体にいいという考え方もあるようです。
確かに歩数は一つの分かりやすい目安ではありますが、歩数だけを毎日実現できたかで一喜一憂していては本末転倒な結果になりかねません。
そもそも健康のために歩くことを始めたのに、歩くことで健康を害していては何にもならないのです。
まず大事なことは、「毎日1万歩以上歩いているから大丈夫」という考え方を捨てることです。
人間の身体はそれぞれつくりが違います。
体質や体型、年齢や性別、生活習慣やライフスタイルなどさまざまなことを考慮することなしにただ歩いていても、決して効果的な運動にはなりません。
かえって身体の不調を招くのがオチです。
やりすぎは身体に毒と言われるように、健康に効果的なのは「ほどほどの運動」です。
目安としては1日8000歩ぐらいを考えてください。
8000歩というと多いように思うかもしれませんが、無理に歩く時間を作ろうとしなくても、日々の生活の中で少し工夫をすれば思ったより歩けているものです。
例えば、仕事に出かける時は一つ前の駅から職場まで歩いてみる、職場でもエレベーターを使わず階段で歩いてみるなどです。
これだけでだいたい6000~7000歩、帰り際にどこかに寄ったり帰宅後も何かと動いていれば1日8000~9000歩ほどにはなります。
また、家にいることが多い人でも、買い物や洗濯、料理と後片付けなど家事を立って行うので約3000歩ほどにはなるでしょう。
1日1回外出する機会を作れば、だいたい合計8000歩程になります。
つまり、1日1回外出することを心がけ、普通に日常生活を過ごしていれば多くの場合、必要な運動はできているということなのです。
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