数ある健康法の中でも一番取り入れやすいのはお風呂に浸かること。
しかし、毎日を忙しく過ごしていると、ついついシャワーだけで済ませたりしてしまうことも少なくありません。
また、お風呂に浸かることでどんなメリットが体にあるのかについて、知っていそうで意外と知っていないこともありがちです。
ここではお風呂が体にもたらしてくれるさまざまなメリットや、介護リスクを減らす効果的な入浴法を解説してまいります。
東京都市大学教授 早坂信哉さんの著書「最高の入浴法」によると、「入浴は誰でも実践できるもっとも優れた健康法」だそうです。
毎日の入浴で得られる効果として次のようなものがあります。
こうした効果を実現するには、正しい入浴法が欠かせません。
人間の体はとても繊細にできているものです。
お湯の温度が1℃違うだけで、その効果は大きく違ってきます。
逆に言えば、いくら入浴してもその方法が間違っていたら、かえって体に負担をかけてしまうことになりかねません。
精神的にも肉体的にも日々の疲れをためないことが、将来の体の機能不全を防ぐために大切です。
そのために必要な入浴方法のポイントは以下の通りです。
温かいお湯にドボンとつかりたい!とお考えの方もいるかと思いますが、少しぬるいぐらいが実はリスク回避のためにもちょうどいい温度です。
のぼせることもなくヒートショックを起こすこともなく、急な体調不良を防ぎ体の血流を良くすることができます。
健康のためには半身浴がいいと思われがちですが、肩こりや首こりなどの解消にはあまり繋がりません。
しっかりと肩までつかることで得られる健康効果の方がはるかに高く、より体の血流の循環がスムーズになります。
ただ、誰でもそうすればいいというものではなく、心臓などに持病を抱えている人はかかりつけ医の判断を仰いだ方がいいでしょう。
また、いきなり浴槽に入らずかけ湯をして体を慣らしてから入るのは言うまでもありません。
ゆっくりと風呂につかりながら音楽やYouTubeを楽しみたい、という人もおられます。
しかし、あまり長風呂をするのは逆効果。
10分から15分ほどでいいので、大切なのは毎日湯船につかることだと考えてください。
入浴後に冷房で体を冷やすのは暑い夏には快感です。
しかし、せっかく体を温め血流が良くなったのにそれをできるだけ維持しておかないと何にもなりません。
入浴後は早めに着替えて温熱効果を逃さないようにしましょう。
ローマは一日にして成らずと言いますが、健康な体も一日では手に入れることはできません。
日々の積み重ねが大切であり、そのことが将来の介護リスクを大きく減らすことになります。
この機会に正しい入浴方法を取り入れていただければと思います。
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