膝の痛みに悩まされている人は年々増えており、今やその数は800万人から1000万人と言われています。
特に中高年に多い悩みですが、最近では若年層でも膝の痛みを訴える人が増えていて、膝痛予備軍は老若男女問わず増え続けているのが現状です。
なかでも一番多いのが、動き始めなどの時に痛みを感じ、進行すると歩くのも不自由になる「変形性膝関節症」を患っている人達で、割合的には男性より女性の方が多くなっています。
ここでは、膝痛を解消するための方法と、膝痛を予防するためのトレーニング方法を解説していきます。
そもそも膝痛というのは膝関節の痛みのことを指しています。
この膝関節はきれいな軟骨が摩擦を和らげ、靭帯や筋肉がサポートすることで体重の負荷の衝撃をカバーしています。
これらの機能が加齢や肥満、膝の使い過ぎによって弱まってくることが膝痛に繋がっています。
特に男性より筋肉量が少なく、閉経とともにホルモンの分泌が減ることで骨が弱くなってしまう女性に多いのはそのためです。
痛みを感じてもまだ歩けるからと放置していたら、痛みが激しくなり歩けなくなるばかりか関節の変形を引き起こす可能性があるため、痛みを感じていない状態の時から予防をしておくことが大切です。
また、痛みが出た場合は、生理冷却(アイシング)を行うことが重要です。
まず痛みを感じている人の場合、筋肉をつける必要があるので適度な運動が大事です。
もちろん無理な運動は逆効果ですが、痛むからといって動きを少なくしていては寝たきりの道まっしぐらになりかねません。
ウォーキングや体操などを上手に取り入れ太ももなどの筋肉を増やしましょう。
当院では効果的な体操方法などを指導していますので、お気軽にご相談ください。
また、薬は副作用の問題があるので、なるべく使用しないのが無難です。それよりも炭水化物を減らし野菜をたくさん食べるなど食事改善を行い、減量に努めるべきです。
食べる量を減らすと考えるのではなく、食べるものを変えていきましょう。
目標体重は自分の身長より100を引いた数字を目安にしてください。
それが達成できたら、さらに10%減量するよう努力しましょう。
筋肉は使わないと衰えてしまうものです。
筋力をつければ膝の痛みも軽減されますが、それでも痛みが続き日常生活を送るのにも困難な場合、手術する可能性があります。
膝に人工関節を入れる手術がそれです。
しかし、耐久年数の関係もありますので、よほどの場合を除きなるべく手術は避けるべきです。
それよりも、前に脚を出した時にきちんと膝を伸ばす、前足はかかとから着くといった正しい歩き方を普段から習慣づけることが膝痛予防に繋がります。
時々、街のショーウィンドーなどで自分の歩き方をチェックしてください。
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