ぎっくり腰とは急性腰痛症とよばれるもので、ふとした瞬間や急な動作、重い荷物を持とうとした時、急に腰部に激痛がはしる症状としてよく知られています。
10代後半から50代までの年代に多く、男女比はほとんどありません。
勘違いしがちですが、ぎっくり腰(急性腰痛症)というのは病名や怪我の名前ではありません。
検査をしても椎間板や骨格組織にも異常が認められませんし、そうした目立ったものがないにも関わらず、腰痛の症状がある場合に、ぎっくり腰や急性腰痛、椎間捻挫などの症状名がつけられることになります。
適切な手当てをせず長引かせてしまうと、「座った体勢から立ち上がれない」「前にかがみにくい」などの慢性的な腰痛に進むケースが少なくないのです。
そうなると、日常生活や仕事にまで支障をきたすことがありますので、早めの治療をオススメします。
ぎっくり腰は別名「魔女の一撃」と呼ばれ、自分では特に何もした覚えがないのに急に腰に激痛が走る症状です。
原因は様々で、ぎっくり腰になる人の数だけ原因があると言われるぐらいで、様々な要因の積み重ねと言えます。
現在、ぎっくり腰を引き起こす原因として考えられているのは、大きく分けて次の5つです。
共通するキーワードとして挙げられるのは「筋肉疲労」「骨格の歪み」「いきなりの過負荷」の3つです。
長時間同じ姿勢をしていたり普段の姿勢が悪いと、骨盤が歪んでしまい、腰部を支える筋肉に負担がかかります。
また、柔軟性が知らず知らずのうちに失われます。
そうして疲れが溜まった状態の時に、朝の洗顔で腰をかがめる、重い物を持ち上げようとする、ゴルフや野球の素振りを軽くするなどして突然腰部に負担がかかると、それまで同じ動作をしても平気だったのに、ある瞬間にぎっくり腰になってしまうのです。
それ以外にもぎっくり腰になる原因として、体重や筋肉のバランスや生活習慣、生活環境、体質なども考えられます。
また、内臓の病気や脊椎の病気などが原因の場合もありますので、自己判断することなく早めに専門家の診断を受けることをお勧めします。
ぎっくり腰は、痛みが取れても歪んだ身体をそのままにしておくと、更に悪化する可能性があります。
その理由は、かばっていた他の身体の部位に過剰な負担がかかり更なる大きな痛みを出してしまうからです。
治療でよくなったとしても、一度ぎっくり腰になるとくせになってしまい、再発のリスクは常に付きまといます。
ぎっくり腰だけではなく、腰痛の予防には「正しい姿勢」が特に重要です。
「急な動作を避ける」「疲れを溜めない」「適度な運動を心がける」「肥満に注意する」「寒さ対策を行う」といったことを日常生活の中で忘れないようにしてください。
また、ぎっくり腰の予防のためには、腰を支える筋肉の筋力アップや、筋肉や靭帯を柔軟にするストレッチ運動が適しています。
ただ、間違った筋力トレーニングやストレッチを行うと、逆に筋肉を痛めてしまう危険性もあります。
当院では、当院併設のスポーツジムでの運動療法や正しいストレッチ方法をアドバイスいたしますので、お気軽にご来院ください。
当院では、筋徒手治療やアイシング、矯正治療などを行い、ぎっくり腰の治療を行います。
筋徒手療法では、問題のある筋肉が正常な状態になるように、筋肉に手技によるアプローチを行います。
また、ぎっくり腰は筋肉が炎症を起こしている状態ですので、アイシングにより炎症を抑えることも併せて行います。
あと、骨盤や関節の歪みが原因の場合、その歪みを取るための矯正治療を行えば、より効果的な治療を施すことができます。
また、ぎっくり腰を軽減させるための運動方法やストレッチについても指導いたしますので、お気軽にご来院ください。
当院のご案内・アクセス
〒552-0012 大阪府大阪市港区市岡1-11-4
TEL: 06-6573-3955
[受付時間]
月・火・水・金:8:30~12:30、16:00~20:00
木曜・土曜:8:30~13:00
[定休日]
日曜、祝日
※年末年始など臨時にお休みさせていただくことがあります。
[アクセス方法]
港警察署前、港区役所近く
市岡バス停(大阪市営バス)、港区役所前バス停(赤バス港ループ)から徒歩3分
弁天町駅(JR大阪環状線、大阪市営地下鉄)から徒歩10分
※弁天町駅からの詳しい道順はコチラ>>