棘下筋とは、肩の後ろの方にある筋肉のことで、肩甲骨から腕の骨まで付いています。
棘下筋は、手を外に開く動作や野球のピッチャーのように肩を挙げて背後に腕を引く動作でよく働きます。
また、棘下筋はインナーマッスルとも呼ばれ、肩関節の安定性にも大きく関わっている筋肉です。
一説によれば、肩の痛みの8割から9割がこの棘下筋が影響していると言われています。
野球などのスポーツで肩を酷使することで痛める箇所ですが、高齢者等が肩をあまり動かさないために痛くなる事もあります。
要するに、過度に棘下筋を動かすのも良くないし、全然動かさないのも良くないというわけです。
特徴は、肩の後ろにある筋肉にも関わらず、肩の前の方の痛みを訴える人が結構多いことです。
肩の前の方が痛いと単なる肩コリだと思い、シップを貼って我慢してしまう可能性が高いです。
しかし、押さえてみなければ気付かない場所ですので、結果的に相当時間が経って筋肉が固くなった状態で受診する人がほとんどです。
棘下筋が痛みを引き起こす原因は、筋肉の動きを多く行う仕事や生活動作をすることで、棘下筋を使いっぱなしの状態にしたからです。
そもそも筋肉というのは、使っている時に硬くて太い状態になります。
また、筋肉を使うと筋肉内の血管を圧迫します。
この状態を続けていると、やがて筋肉内にトリガーポイントという筋肉のシコリが出来ます。
このトリガーポイントという筋肉内のシコリが肩甲骨の内側の痛みや腕の痛みやしびれなどを引き起こしているのです。
デスクワーク等でキーボードを打つ動作やマウスを動かくなど少しの動きでも実は負荷がかかっています。
他には荷物を横に動かす動作の多い人や、野球やバレーボールなど腕を振り下ろす動作の多いスポーツ選手もなりやすいと言えます。
棘下筋は過敏性の高い筋肉ですので、ほぐれていない時に激しい運動などをすると疲労物質が溜まりやすくなって炎症を起こしてしまいます。
それで、十分すぎる位ストレッチなどをして普段から棘下筋を柔らかくしておくと、肩の痛みも予防できます。
肩関節の周りは細かな筋肉が多く触り分けには高い技術が必要です。
しっかり原因筋にアプローチ出来ていないと効果は出ません。
当院は筋肉が一番緩む強さで治療を行います。
肩甲骨の内側の痛みや腕や手の痛みやしびれの症状でお困りの方の方は気軽にご相談ください。
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