首や肩のコリ、目の疲れや頭痛が起きると「後頭部のコリやつまり」を感じる人は多いと思います。
このコリやつまりを作っているのは、後頭下筋群や斜角筋、脊柱起立筋や僧帽筋と言われる身体の上半身のバランスに関係の深い筋肉が、何らかの原因で硬くなっているということなのです。
言い方を変えれば「首から背中、更には身体中が緊張状態」で硬くなっていて、何らかの原因で交感神経が過度に働いている状態ということです。
身体がリラックス出来ていない状態のため、この状態が続くと何もしていなくても疲れるし、寝ても疲れが取れない身体になっています。
後頭部のコリを感じる場所は非常に重要な場所で、奥に椎骨動脈という動脈が通っていてここは脳に新鮮な血液や栄養を送る場所です。
ここの筋肉が硬く緊張していると、その奥を流れる椎骨動脈の流れが悪いということであり、脳への血流が悪くなっている可能性があります。
脳への血流は、脳内の老廃物質を排泄する経路でもあります。
それが詰まれば脳内に老廃物質が貯留し、さらに脳の機能を低下させる原因にもなります。
後頭部の凝りや痛みは、凝りや痛みを感じている筋肉の問題ではありません。
放置しておくと脳への血液供給が低下し、頭痛や吐き気、めまいなどを引き起こしやすくなり慢性化してしまいます。
重症化する前にしっかりケアをして改善していきましょう。
パソコンやスマホなど電子機器類を仕事や勉強、趣味などで使用する頻度や時間が長い人は、首のコリや頭痛などに悩まされるケースがかなり高いです。
特にパソコンの使用が多い人は、長時間同じ姿勢になりがちです。
同じ姿勢で居続けるだけでも血流が滞りがちなのに、前かがみの姿勢を長時間続けることでさらに後頭部の血流や筋肉への負担が知らず知らずのうちにかかっています。
1日2日のことではなく、疲れが溜まりに溜まってある日症状が起こるのです。
パソコンを使う際はできるだけ前かがみにならないよう良い姿勢を保つことを心がけ、1時間に1度は意識的にストレッチなど身体を動かすなどして、予防するようにしましょう。
首や肩の周りの筋肉は意識して動かさないと同じ姿勢のまま過ごしてしまいやすい場所です。
日々の疲れはストレッチなどでケアできても、本格的な予防となると筋肉を鍛えることが大切です。
と言っても、ブリッジなどをする必要はありません。
ここでは立ったままでも首を鍛えられる運動をご紹介します。
まず頭を右に傾け、左手を左側の頭部に当てます。
左手で頭を押し、頭は左手の押す力に負けないよう押し返します。
片方を10回ぐらい終えたら、反対側も行って下さい。
両手を額の前に当て、頭を前方に押し出すように力を入れます。
逆に両手はその頭が前に出ないように後ろへ押し戻します。
後ろの場合は、組んだ両手を頭の後ろへ回します。
両手は前方へ頭を押し出すように、頭は後ろへ押し返します。
いずれも簡単に取り入れられる方法なので、ぜひ試してみてください。
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