「むくみ(浮腫)」とは、顔や手足などの末端が体内の水分により細胞太りを起こし、痛みが無いのに腫れている状態のことを指します。
立ち仕事やデスクワークなどで同じ姿勢を続けていると、夕方に足が「重い」「だるい」「張っている」などの症状とあわせて現れます。
これは同じ姿勢で筋肉を動かさないことによって、心臓に血液が戻りにくくなっているからです。
特に足は、第二の心臓とも言われている「ふくらはぎ」の筋肉がポンプの役割を果たして心臓に血液を戻しています。
そのため、ふくらはぎの筋力が低下した女性や高齢者にむくみが多く発生します。
むくみ(浮腫)は病的なものと一過性のものと大きく二つに分けられ、注意が必要なのは心臓や腎臓、肝臓など臓器の障害が原因による病的な『むくみ』です。
これらは朝から一日中症状が変わらないむくみが特徴です。
足のむくみは、身体に不調の兆しがあることを伝えるシグナルだと思ってください。
むくみの根本的原因は、末端まで血液が行き届かないことです。
血流が正常で健康であれば、心臓から送り出された血液は動脈から全身へ行き渡り、静脈を通って再び心臓へと送り返されます。
静脈から心臓へ戻って行く血液には、体内に溜まった老廃物を筋肉から回収し、汗や尿として体外へ放出する役割があります。
足がむくんだ状態とは、足に血液が溜まってしまい、老廃物が回収されずに体内に蓄積されている状態なのです。
むくみを生み出す血流の悪さ、自律神経の乱れの原因として運動不足や睡眠不足、冷え、ストレスといった生活環境などや、足を締め付けるような靴や極端にヒールの高い靴、骨盤のゆがみなどがあげられます。
放置しておくと静脈の逆流防止の役割をしている弁が機能しなくなる「下肢静脈瘤」や、動脈硬化、心筋梗塞などにも繋がる可能性があるので注意しましょう。
むくみ対策はまず日ごろから足の筋力、特にふくらはぎの筋肉を低下させず、血液を心臓に送り出す筋肉のポンプ作用を正常に保つことが大切です。
そのため、筋力を低下させないために、週に数回、一日30分程のウォーキングを習慣にすることで、むくみはほぼ解消されます。
それが難しい場合は、普段から足首を回したりふくらはぎの筋肉を動かすよう心がけましょう。
また、脚の筋肉を支配している神経が腰から出ており、脚へ伸びる血管はすべて腰の血管から枝分かれしているため、腰の状態が悪いと脚の筋肉もこわばって血流が悪くなります。
そのため、腰の状態を良くすることも重要です。
入浴も、足のむくみの解消に効果的です。
20~30分ほどじっくり湯舟につかり、マッサージを施すことで効果も高まります。
身体への負担が軽い半身浴や、足湯もオススメです。
また、寝るときは足を心臓より高くしておくと、重力により水分が身体に戻り、朝すっきりと起きることができます。
その他、日中は多めに夜は少なめに水分補給を習慣づけることと併せて、食生活のバランスを考え、水分代謝を促進するカリウムを多く含む野菜や果物、海草類を積極的に摂取すると、体調もよくなり水分をスムーズに循環させる力が活性化して、むくみに強くなります。
当院では、むくみの原因となっている血流の悪さ、腰の悪さ、自律神経の乱れを改善するために手技治療・運動療法・生活指導などで根本治療をおこないます。
手技治療では、筋肉の緊張を緩和させて血行を改善させて血液の循環を整え、自然治癒力を高めます。
また、骨盤や背骨調整なども行い、根本の原因を取り除きます。
むくみと思われる症状でお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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