そもそもヘルニアとは、体内の臓器が本来の場所から何らかの理由でずれてしまい、外に飛び出してしまった状態のことを指します。
首なら頸椎ヘルニアであり、腸なら鼠径ヘルニアです。
従って椎間板ヘルニアとは、背骨のクッションである腰の椎間板に強い圧力がかかることで、椎間板が外に飛び出してしまい神経を圧迫している状態のことです。
代表的な症状は、足の痺れや痛みがあげられます。
痛みは腰だけでなく、腰からお尻、大腿部まである場合が多く、同様の痛みがある場合は椎間板ヘルニアを疑い、早めの受診が大切です。
歩けるからと油断していると症状がひどくなり、感覚がなくなってしまうなどして歩けなくなってしまいます。
ヘルニアが出ている場所によって、下半身のどこに症状がでてもおかしくないので十分注意しましょう。
痺れや痛みの他には尿や便が出にくくなったり、逆にコントロールできないため頻尿になることもあります。
こうした排尿障害や下半身の麻痺まで症状が進むと、手術が必要な可能性が高くなってしまいます。
椎間板ヘルニアになる主な要因は、椎間板に過度な負担がかかってしまうことです。
具体的には長時間デスクワークなどで前かがみの姿勢をとり続けていたり、身体を動かさず椅子に座り続けることで腰に大きな負担をかけてしまいます。
その結果、椎間板を圧迫しヘルニアが飛び出してしまい、神経を刺激し痛みが走るのです。
どの年齢層でも起こる病気ですが、比較的若い人に起こりやすいのが特徴です。
椎間板ヘルニアは加齢に伴う椎間板の老化に伴う発症しやすくなる病気ですが、意外なことに椎間板は10歳を超えると老化が始まっているのです。
身体を鍛えている若いスポーツ選手にも多いのがその証拠です。
発症する原因は人それぞれですが、急に重いものを持ち上げたりするなど日々の動作、喫煙や遺伝なども関係すると言われています。
その他には、ストレスなどの精神的なことも喫煙、関与が深いとされていますので、生活習慣全般に気を付けて適度な運動をし、気分転換を図ることが発症を防ぐ方法と言えるでしょう。
椎間板ヘルニアは早急に手術が必要な場合を除き、保存療法を選択するのが一般的です。
まずは安静にすることが大切ですが、安静にするイコール治療ではありません。
できれば腰に負担をかけることなく、痛みが治まっていれば通常の生活を送る方が改善に繋がります。
当院では、症状や原因をしっかりと見極め、それぞれの原因や痛みに対して治療、指導を行います。
腰に負担をかけない生活を送るには、負担を減らすことはもちろんですがそれ以上に負担がかかりにくいしっかりとした身体を作ることも大切です。
柔軟性を保つこと、筋肉をつけること、それぞれの身体に最適のトレーニングを指導していきます。
患部に対しての治療はもちろん、生活習慣や日頃の姿勢など、原因になっているものを正すための指導も行い改善していきます。
お困りのことがありましたら、お気軽にご相談ください。
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