肘の痛みは、テニスや野球などスポーツを頻繁に行なっている方や、重いものを運ぶ仕事をしている方に起こりやすい症状です。
同じ動作を繰り返し行なうことで肘への負担が過度にかかっているため、痛みが出てしまいます。
また、日常生活でも、キーボードを良く打つ人やタオル等を絞る動作の多い人は、指や手首を動かす筋肉を良く使うためテニスプレイヤーと同じように上腕骨外側上顆(肘の外側)に痛みが生じやすくなります。
痛みが出ているのにかかわらず適切な治療を受けることなくスポーツや仕事を継続していると、疲労が蓄積し炎症が慢性化してしまい、スポーツを楽しむどころか日常生活に支障が出てしまいます。
さらには肩こり・腰痛・姿勢が悪くなる等の障害の原因にもなります。
痛みとなる原因動作を止めれば、治療を受けなくても痛みが治まる場合もありますが、冬場など寒い日になると再び痛み出してしまうことも多々ありますので、適切な治療を行なうことをおすすめします。
肘の痛みには、肘の外側が痛い症状と、内側が痛い症状があります。
代表的な肘の痛みとして挙げられるのが次の四つです。
手首や指の酷使によって腕の筋腱を使い過ぎたために起こります。
指を動かす度に痛みが発生するため、うまく手や指を動かすことができなかったり、動かした時に「ポキッ」など不自然な音がするのが特徴です。
スポーツや重労働による肘関節の酷使や加齢、肘関節内骨折などの肘関節外傷や関節炎によって、肘関節が変形してしまう症状です。
進行性があるのが特徴で、安静時にはほとんど痛みはありませんが、肘を動かした後に痛くなることが多くあります。
別名「テニス肘」と呼ばれ、手のひらを内側に返すときのような手首を内反回転させる動きの負荷によって起こります。
多くの場合、安静時での痛みはありませんが、きちんと治療しないと慢性化しやすいです。
別名「野球肘」または「ゴルフ肘」と呼ばれ、手の平を外にむける時のような動作の負荷によって起こります。
手に力を入れる動作時に痛みが出やすく、悪化すると肘の伸びや曲がりが悪くなってしまい動かせなくなるので注意してください。
いずれのケースでも治療もせず肘を使い続けることは大変危険です。
痛みや違和感を少しでも生じたら、一度ご相談いただくことをお勧めします。
肘の痛みの改善には、痛みが出るきっかけになっている筋肉を探し当て、原因筋の筋肉の柔軟性を出すことが最も重要です。
少しでも早く来院されることをお勧めしますが、日常生活で気をつけていただきたいことは次の三つです。
このほか、手指を使う前に温めてから仕事を始めるというのも効果的です。
患部の血行を改善し、痛みを和らげてくれます。
また、手首などからくる衝撃を肘の痛い部分に達する前に吸収・分散させる効果のあるサポーターをすることも有効といえます。
当院では、肘の痛みの原因である筋肉の緊張や関節の歪みに対して、筋徒手療法や矯正治療を用いて治療を行います。
姿勢や手の使い方など、日常生活動作による身体の使い方のクセにより、筋肉に負担をかけてしまいます。
筋徒手療法では、まずは関節を動かすために必要な周りの筋肉の治療いたします。
筋肉の状態が変わるだけでも、関節の痛みも軽減されます。
それと併せて、関節の歪みを取るための矯正治療を行えば、より効果的な治療を施すことができます。
また、肘の痛みを軽減させるための運動方法についても指導いたします。
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