腰痛は日本人の国民病と言われるぐらい非常に身近な症状です。
腰痛と一口に言ってもその種類と原因は様々で、改善するためには腰痛の種類について理解しておくことが大切です。
ある程度の年齢になると腰の痛みを「歳のせい」と考えてしまう人も多いですが、なかには医師の診察を受けることが必要とされる症状もあります。
また、間違った治療方法を選択すると治らないばかりか悪化させてしまうこともあるので、軽く考えずに先ず自分の腰痛の原因が何かを調べるように意識しましょう。
腰痛の原因で最も多いのが「加齢」に伴う腰痛です。
代表的な腰痛は次の3つです。
腰に鈍い痛みや強張りを感じる腰痛で、立ち上がる時や寝返りをした時などに発症しやすく、最初に最も痛みを感じ徐々に緩和していくという特徴があります。
痛みが出た時は安静にし、薬物療法や理学療法を行います。
腰から背中にかけて慢性的な痛みを感じることが多く、なかなか痛みが取れない点が特徴です。
高齢化社会のなか増えている症状で、寝たきりの直接的原因の一つとなっています。
原因は骨の「脆弱化」で、カルシウムやビタミンの摂取、適度な運動など予防に力を入れることが大切です。
椎間板が変形し関節の稼働に余裕がない状態で起きる痛みです。
朝の起床時に最も強く症状が出やすい特徴があり、放置しておくと他の症状も引き起こしやすいので専門家に相談して早期治療に努めましょう。
脊椎が原因で発生する腰痛は、加齢とは関係なく、若い方でも発生することが少なくありません。
椎間関節の基部の骨が分離することで痛みが発生します。
原因は腰の曲げ伸ばしや捻り運動を繰り返すことで徐々に骨の分離が起きてくるからで、同じ姿勢を長く続けていると症状が強く出る特徴があります。
日常生活や仕事に支障が出ないよう、筋力の強化など一般的な腰痛予防に努めましょう。
加齢とともに脊柱管の内径が狭まって、神経や血管を圧迫することで起こります。
立ち上がって腰を伸ばすと痛みを感じたり、腰から足の裏に痛みや痺れが生じたりして、ひどい場合は歩けなくなってしまうこともあります。
日常生活で姿勢を正しく保つことが一番の予防ですが、歩行障害が進行すると手術を行う場合が多いです。
重いものを持ち上げようとした時に突然発症する「ぎっくり腰」を含め、広義的に捉えられています。
前にかがんだり寒いところに長時間いる時に、症状が強く表われることが特徴です。
関節の筋肉や神経に強い負荷がかかった時や、過度の緊張や疲労が原因なので、運動不足やストレスを溜めないよう生活習慣を見直すことが大切です。
背骨の腰部の椎骨と椎骨の間でクッションの役割を果たしている軟骨(椎間板)が変性し、組織の一部が飛びだしてしまった状態のことです。
腰から足の爪先にかけて痺れや痛みが表われ、ひどい場合は立てなくなることもあります。
加齢による場合と運動や労働で過度の負荷が掛かった場合があるので、日頃から疲れを溜めない生活習慣を心がけましょう。
その他、内臓の疾患や子宮筋腫や卵巣膿腫といった女性特有の疾患、風邪やインフルエンザなどによって腰痛が発生する場合があります。
特に内臓疾患が疑われる場合は、原因となる病気の早期治療が必要になることもありますので、早急に医師の診断を受けるようにしましょう。
また、毎年の健康診断を受けるなど常に自身の健康状態を把握して、腰痛と同時に不調な部位がないかなどを診ておくことも健康寿命を延ばす上で大切です。
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