人間にとって上半身と下半身をつなぐ部分である腰を痛めることは、仕事や日常生活を送るうえで大きなハンデとなります。
なかでも首から続く脊椎のうち、腰の部分にある5つの骨である腰椎は重要な部分です。
腰椎を含む脊椎は椎間板や関節突起同士の関節、靱帯によってもつながり、守られています。
また、周りの筋肉も腰椎を支えています。
そして、脊椎特有のS字カーブを保っています。
なぜS字カーブなのかというと、人間は重い頭をのせて歩いたり走ったりする動きをしながら生活しています。
その際、クッションがなければその衝撃が直接脳や身体に伝わってあちこち痛めてしまうので、クッションの役割をしているのが椎間板でありS字カーブなのです。
つまりS字カーブを維持した姿勢が、重い頭を乗せて歩く人間にとって最も負担の掛からない姿勢ということです。
腰痛などを予防するには、まず普段取っている姿勢の影響を受けた自分の脊柱の状態を知ることが大切です。
なぜならその状態によって予防の方法も変ってくるからです。
正しい姿勢というと背筋を伸ばすことと勘違いしがちですが、背筋を意識すると胸を必要以上に張りすぎて姿勢が反り気味になってしまいバランスが悪くなります。
正しい姿勢を覚えるには壁を使うのがポイントです。
つま先を少し開き、後頭部、肩、おしり、ふくらはぎ、かかとを壁につくように立ちます。
背中に手が入るスペースが手のひら一つ分空いているのが理想です。
手のひら一つ分より多く空いていたり隙間がなかったり、また後頭部を壁につけられない状態ならば何かしら問題があると考えた方がいいでしょう。
また、寝る時は柔らかすぎる布団だと腰が沈みすぎてしまいS字カーブが維持できません。
逆に硬すぎると腰や背中など点で身体を支えるので負担がかかってしまいます。
専門家のアドバイスをよく聞いて、背中全体で圧を感じることができS字カーブを維持できるような硬さの布団を選びましょう。
自分でも気付かないうちに普段から姿勢が悪い方は、正しい姿勢を保つのが疲れると感じるようになります。
しかし、続ける事で身体が正しい姿勢を覚えるようになりますので、根気よく続ける事が大切です。
特に最近は電車の中や歩行中にスマホやタブレットを捜査している方が多いですが、前のめりになりやすいため正しい姿勢を維持するためにも全くおススメできません。
自分一人で難しければ周りの家族や友人の協力も得ながら、姿勢への意識を高めていきましょう。
前傾姿勢を続けていると、肺が広がらず深い呼吸ができなくなってしまうと言われています。
呼吸が浅くなると脳へ送る酸素が減ってしまい、集中力の欠如にも繋がります。
当院では姿勢改善のアドバイスを行っていますので、早めにご相談ください。
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