「頭が痛くなる」「腰が重い」「身体がだるくなる」など、梅雨の季節は身体の不調を訴える人が多いようです。
なかでも偏頭痛に悩まされる人は珍しくありません。いったいなぜ、梅雨の時期に頭痛が起こりやすくなるのでしょうか。
梅雨の季節に頭痛が起こるメカニズムは、医学的に解明されてはいないのが実情ですが、概ね以下のような説が有力とされています。
雨を降らせる低気圧とは、周囲より気圧が低くなっている空気の渦のことですが、この低気圧が近づくと血圧まで低下させてしまいます。
その影響で脳の血管が拡張し、神経を圧迫することが頭痛を引き起こしているのです。
また、低気圧が近づくと大気中の酸素濃度が低くなります。
濃度の低い酸素を吸うことで、血液中の酸素量も必然的に低下します。
これも血管の拡張を招くので、神経が圧迫され頭痛が起きる原因となります。
気圧が下がると副交感神経が優位になります。
副交感神経は本来休息時に優位になる自律神経なので、身体がお休みモードになることがだるさに繋がります。
同時に気圧の低さは交感神経を刺激する物質「ヒスタミン」を過剰に分泌させます。
つまり、身体がお休みモードなのに活動状態にさせるヒスタミンがたくさん分泌させるバランスの悪さが、偏頭痛を始め様々な身体の不調を引き起こすのです。
不足してもいけませんし、過剰に摂ると身体を冷やしすぎたりして逆効果になります。
なるべく常温やぬるめのものを1日に1~1.5Lぐらい摂取するようにしましょう。
筋肉を動かすことで血行や代謝が良くなり、余分な水分などが体外に排出されます。
駅で使うエスカレーターを階段に変えるなど、日々の生活で取り入れやすいことから始めましょう。
ぬるま湯でゆっくりと身体をほぐし、リラックスしてから眠りにつきましょう。
また、睡眠前にテレビやスマホを見すぎると睡眠が浅くなってしまいます。
寝る30分前からは刺激になることは避けましょう。
この場合、必ずしも早寝早起きがいいというわけではありません。
不規則な食事を避けるなど、自分のリズムを乱さない生活を心がけることが大切です。
全くストレスを受けない生活はありえないので、自分なりの上手な発散法を見つけることです。
音楽を聴くのもいいですし、お笑いライブを観に行くのもありでしょう。
自分を開放する時間を作ることが、質のいい睡眠にもつながり、ひいては偏頭痛対策にもなります。
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