梨状筋というのは、お尻にある筋肉の一つで、太ももを外側へねじったり、股関節を外側へ広げる時に働く筋肉のことです。
この筋肉が緊張することで、腰から足にかけて伸びている「坐骨神経」が絞めつけられ、痛みやしびれを引き起こす症状を「梨状筋症候群」と呼びます。
おしりから太ももの裏、ふくらはぎ、足先までしびれが起き、座っていると症状が悪化します。
坐骨神経痛との違いは、腰椎ヘルニアや脊柱管狭窄症・すべり症といった腰部が原因で引き起こされる痛みが坐骨神経痛なのに対して、お尻にある梨状筋が原因で引き起こされるということです。
また、お尻から足にかけて痛みが走るため腰椎椎間板ヘルニアと判断され、ヘルニア用の治療をされてしまうことが多く、症状を長引かせてしまうことがあります。
整形外科に通院してもレントゲンやMRIでは異常が見つからないため判断が難しい症状といえます。
梨状筋症候群になるとお尻から太もも、足先にかけての強い違和感や緊張、痺れ、灼熱感や冷感などの、様々な神経症状があらわれます。
症状がひどくなると数分も立っていられない、座っていられない、数十メートルが歩けないなど、日常生活に大きな支障をきたしてしまうため、早めの診断と治療が必要です。
梨状筋症候群になりやすい人としてあげられるのが次の3つです。
足を組んだり横を向いて座ったり、椅子にきちんと腰掛けないなど姿勢の悪い人は、日頃から骨盤がゆがみ気味です。
骨盤の歪みは梨状筋を緊張させ、坐骨神経を知らずしらずのうちに圧迫しています。
立ち仕事や車の運転で長時間同じ姿勢でいる時間が長い人もなりやすい傾向にあります。
運動不足が続き足の筋肉が固くなると、腰やお尻の筋肉まで硬くなってきます。
寝不足や水分不足、暴飲暴食などで内臓が疲労している方は、腰やお尻周りの筋肉が硬くなり、骨盤の動きも悪くなります。
生活習慣が乱れている人は、寝起きや動き始めに痛みが強くでる傾向にあります。
梨状筋症候群で困っている人のほとんどは、お尻から太ももの裏に痛み・しびれが出ています。
膝よりも下に症状が出ている人もいれば、膝より上だけが痛くなっている人もいます。
このように人によって梨状筋症候群の原因はそれぞれ違います。
当院では、あなたの本当の原因を見つけ出し、そこにアプローチするように施術していきます。
お困りのことがありましたら、お気軽にご相談ください。
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