人間の身体は、どのような姿勢をとっていても絶えず負担がかかっているものです。
睡眠中は疲れを取る絶好の機会ですが、寝相が悪いと疲労の回復や次の日の体調に悪影響を及ぼします。
人間は眠る時、身体が緊張して固まっているところを無意識に解きほぐそうとします。
つまり「寝相」は、自分の身体のどこに疲れや凝りが出ているのか、どういう身体の癖があるのかを教えてくれるのです。
寝るときの姿勢は人それぞれですが、大きく分類すると「仰向け」「うつ伏せ」「横向き(右が下)」「横向き(左が下)」の4パターンです。
のびのびしている姿勢に思えますが、仰向けは実は結構体力のいる寝相なのです。
裏を返せば仰向けで楽に寝られるようなら、特に心配はないということです。
しかし、片足だけを大きく開いていたり、膝を立てている状態だと股関節に問題があったり、足腰に疲労が溜まっている可能性があるので、注意してください。
主に消化器系が弱っている時、極度のストレスに悩んでいる時にとる寝相です。
長時間うつ伏せのままでいると、首に負担がかかり腰への影響も大きくなります。
横向きの場合、左右どちらを下にしているかで身体の不調な部分が異なります。
右を下にしている場合は、疲れている胃や消化器系を上にすることで休ませようとしているわけです。
逆に左が下の場合は肝臓を上にしているので、飲み過ぎだけでなく食生活の乱れがわかります。
さらに心臓だけでなく消化器系も圧迫しているので、非常に不健康な寝相と言えます。
さらに両ひざを抱えているようなら、心理的不安も加算されます。
この他、バンザイをして寝ているのは一見気持ちよさそうに寝ているように見えますが、実は肩や首、目が疲れているというサインです。
その周辺の筋肉が凝り固まっていることが理由で、自然と手を挙げる楽な姿勢をとっているのです。
また、ぬいぐるみなどに抱きつくというのは身体の不調よりも精神的不調を如実に表しています。
睡眠をとることで疲れを解消するはずが、かえって身体を疲れさせることになれば本末転倒です。
朝起きた時の状態をチェックして、自分の身体の状態を確かめ、日頃から病気を未然に防ぐ対策を立てましょう。
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