長距離運転の後に頭痛やめまい、吐き気が出たり食欲がなくなったりすることありませんか?
これは最近話題になっている『ロングドライブ症候群』といわれるものです。
文字通り長距離運転に伴って起きるもので、長距離運転によって首や肩が異常に緊張することで引き起こされます。
また、運転していないからといって安心はできません。
長時間同じ姿勢のまま過ごしていると足の血流が悪くなり、血栓が作られ肺動脈血栓症、いわゆる「エコノミークラス症候群」に繋がる恐れがあります。
長時間運転していると集中・緊張・ストレスによって神経が疲労しており、体温調節機能が本来より低下しています。
人間は、汗や呼吸などから失われる水分や尿で排出する水分を合わせると、だいたい一日1.5リットルの水分を自然に失っています。
何もしなくてもこれだけの水分が身体から出ていくのですから、渋滞時の車中では、その場の乾燥や外からの熱の関係から、さらに水分を失うといわれています。
身体を動かさない狭い空間、エアコンに頼った温度調節というように、渋滞時の車内環境は気づかないうちに脱水状態へ進行しやすい環境なのです。
さらに運転途中でのトイレ休憩を少なくするために水分摂取を控えることが多く、脱水状態が危険な状態にまで進行していくことを助長しています。
特に日常的に肩こりやむくみなど血流が悪いまま放置している人がそのような環境に置かれた場合、運転手・同乗者に関わらず危険度は高まります。
「口の中が渇いてきた」「脇の下が渇いてきた」「手が冷たく感じる」「手や脚の筋肉がつる」といった症状はロングドライブ症候群のサインだと覚えておいてください。
ロングドライブ症候群・エコノミークラス症候群の初期段階の症状は、脱水状態から生まれるものです。
運転手だけでなく車中にいる全員が脱水への予防と対策をとることが大切です。
具体的には、
くれぐれもトイレに行くのを面倒くさがって水分を控えることは避けてください。
また、飲む飲料も緑茶やコーヒーではなく、麦茶などのノンカフェイン飲料にすることを勧めます。
もちろん、利尿作用を促すアルコール飲料は厳禁です。
車の運転は腕と足だけしか動かさず、背中などの筋肉が凝り固まりがちです。
筋肉が凝ると血行が悪くなり、コリにつながり疲れが増してしまいます。
動きやすい服装で旅行するなど、ちょっとした心がけ次第で、より安全で楽しい旅行になります。
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