現代社会はストレス社会とよく言われます。
ストレスを感じると、自然に首周りの筋肉が緊張しつづけ、頑固なコリや張りに繋がってしまうからです。
また、人間の頭というのは意外に重いもので、成人している人の場合、平均約5~6㎏はあります。
正しい姿勢や寝ている時にはそれほど負担は大きくありませんが、スマホやパソコンを操作したり本や漫画を読むなど頭を下に傾ける状態を続けてしまうと、首を支えている首の筋肉に負荷がかかり続け硬くなっていってしまいます。
それだけでなく血流が悪い状態も続くので、疲労物質が停滞し痛みが引き起こされ、首コリという症状に繋がるのです。
「胸鎖乳突筋」とは首を捻った時に鎖骨から耳の下に浮き出る筋のことで、首を回したり曲げたりする時に使う重要な筋肉です。
ストレスを緩和してくれる自律神経と関係が深く、この筋肉の周りにはたくさんのリンパが集中しています。
スマホをいじっている時や漫画を読んでいる時など、うつむいた姿勢をとる時に特に負荷がかかりやすい筋肉です。
首は脳と身体をつなぐ架け橋の役割を果たしているので、首コリが常態化すると脳と身体をつないでいる重要な神経や血管が圧迫されてしまうので、疲労感やストレス、めまいや不眠、頭痛などの症状、さらには胃腸の不具合など内臓にも大きな影響を及ぼします。
特に自律神経失調症の人は、胸鎖乳突筋を含む首周りの筋肉がガチガチに硬くなってしまう場合が多いということが最近注目を集めています。
首コリの場合、実際不快に感じるのは後ろ側なので、つい後ろ側を揉んだり叩いたりしてしまいがちですが、これはほとんど効果がないどころか、逆効果を招いてしまいかねないのが実際のところです。
なぜなら、首の後ろの筋肉は自分でほぐすことが難しく、闇雲に首の後ろを揉んだり叩いたりして刺激してしまうと、その刺激から身を守ろうとした筋肉が反応して、さらに硬くなってしまう可能性があるからです。
また、首を必要以上に回したりするのも、頸椎に余計な負担をかけてしまう場合があるのでおススメはできません。
首の周りの筋肉の作りというのは、私達が想像している以上に複雑なものです。
首を横に倒したりひねったりするだけでも胸鎖乳突筋だけでなく色々な筋肉が使われています。
胸鎖乳突筋をほぐしただけで必ず良くなるというわけではありません。
まずは専門家の指示を仰ぎ、自分の症状がどこから来ているかをきちんと判断してから適切な治療に取り組むようにしましょう。
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